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「楓の風」は嵐になる。公益財団法人笹川記念保健協力財団 理事長 喜多 悦子氏

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楓の風は嵐になる。


公益財団法人笹川記念保健協力財団
理事長 喜多 悦子氏

楓の風は嵐になる。

世界は高齢化しています。
その中でも、最先端を走っている日本では、いわゆる団塊世代が後期高齢者になる2025年問題があります。わが国は、世界でも稀な実質的国民皆保険によって長寿を達成しましたが、その一方で、死に場所どころか、入院はもとより、地域、在宅にあっても、必要なケアを受けられない高齢者の増加が危惧される時代が目の前です。

私が勤務する公益財団法人笹川記念保健協力財団では、10年来、看護師に対するホスピス緩和ケア研修を支援してきました。どちらかといえば、医療施設内でのケアの充実に資するこの支援に加えて、2014年度から、地域社会で療養する人々のために一定レベルのケアを、365日24時間提供できる「日本財団在宅看護センター」を開業し、運営するため、看護職対象の8ヵ月の研修課程を開始しました。前後4ヵ月の講義、3ヵ月の実習、1ヵ月の計画発表の経過中、特定非営利活動法人「楓の風」さまとのご縁が生まれました。

実は、私どもが目指しているのは、physical assessmentが可能な看護師を責任者としますが、interprofessional collaboration多職間協調を基本とする地域の保健連携のハブ的機能です。

「楓の風」さまは、既に、医師、看護師、保健師、社会福祉士、介護福祉士、弁護士、行政書士、建築家の協調でなりたっていますので、先輩であります。しかも、単に理想的なケアの実践だけではなく、実益を出す事業を意図され、実際に運営されています。そして、平成13年設立ですから、既に14年の歴史があります。

実は、そのような機構は、相当難しいかなと思っていましたので、「楓の風」さまの活動を知った時、「ソッカ!!もう出来ているのだ!!」と、ちょっとショックを受けると同時に、私たちもできるはずだと安心もしました。そして、古き良き時代風の、絵に描いた餅的あるいは自己満足的な小規模な看護センターではなく、科学的人道的かつ体系的継続的な看護と、効率的で近代的事業としての在宅看護センターの運営が可能なエビデンスを見た思いがしました。

色々、お話をうかがって、見学させて頂き、確信できたことは、クライアントが満足を得るケアを提供できることは申すまでもありませんが、ケアを担当している各種保健専門家と、そのバックアップをしている事務職も、皆、専門的満足感を持てる職場だということです。

不躾な質問もさせて頂きましたが、給与も悪くない・・・らしい、ということです。 在宅でのケアは、世界中、どの国でも、古くは女性のinvisible work見えない仕事でありました。しかも、保険制度が確立した現在でも、支払うお金はなるべく少なく、サービスは最大を求めるという、顧客からは身勝手を許してほしく、働き手は、勘弁してよ!という世界でもあります。その点、顧客の満足を得るためにはケアの質維持向上は必須でしょう。しかし、何より、ケアの質を保証するためには、スタッフの意欲と向上心を継続的に担保しなくてはなりません。ここに、看護が事業として成り立つための要素が必要です。

地域でのケアには、専門職だけでなく、家族やボランティアの関与も必要です。が、基本的に中心となるケア活動は有料で、経費に見合うサービスがなされ、また、専門家のサービスに見合う経費が支払わねばなりません。

「楓の風」さまは、そのあたりを実にスマートに実践されています。 私どもは、5年間に全国に200ヵ所のセンターを開設し、地域保健そして在宅看護のエビデンスを蓄積したいという、ambitious野心的な計画を持っています。

恐らく、近い将来、「楓の風」とともに、私どものセンター網が日本に新しい地域保健/在宅看護サービスの中に、嵐を巻き起こせるのではないかとの夢が膨らんでいます。 今後のご発展とご協力を切望します。

今後のご発展を祈るとともに、「日本財団財宅看護センター」の良きライバルとして、また、先輩として切磋琢磨し、日本の新しい地域医療/看護の嵐を吹かせましょう。

公益財団法人笹川記念保健協力財団
理事長 喜多悦子

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