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2015年ICCHNR国際地域看護学会ソウル大会

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楓の風の看護師 水井が参加しました!
2015年ICCHNR国際地域看護学会ソウル大会

参加報告

19か国から約750人が参加しました。日本からの参加者が多かったですが、他のアジア圏や欧米、アフリカなど様々な国や地域から参加がありました。

今回の学会のメインテーマが“Knowledge Translation into Community Health Nursing: Health Promotion Across the Lifespan”ということで、地域における研究について、小児~高齢者までのライフステージ各々について口演やポスター発表がありました。地域におけるEBNに関する基本的な講演や、研究をいかに実践につなげていくかについて、実例に基づいて発表がありました。発表後には、研究や実践からどのように国や制度に働きかけていくかということについてディスカッションがありました。すぐに国や制度が動くわけではなく、実践を積み重ねていくこと、チャレンジし続けなければならないことなど話し合いがされていました。

Translation of Research into Practice Focusing on Health Promotion for Older Adultsの講演の中で、PEARLS: Program to Encourage Active Rewarding Lives for SeniorsやCOACH: Caring for Older Adults and Caregivers at Homeの紹介がありました。PEARLSは6~8回にわたるグループセッションで、高齢者が行動する上でのテクニックに焦点を当てて介入するプログラムです。目標は、高齢者がより活動的に、よりよい生活を送ることができるように力づけることとしています。転倒を恐れて活動を制限してしまうことを防ぐプログラムです。PEARLSプログラムは無償でダウンロードすることができるそうですが、インストラクターには講習を受けることが推奨されています。COACHは認知症高齢者とその介護者のサポートプログラムであり、高齢者のQOLの改善や介護者の介護負担感の改善に効果があったという研究結果が示されました。どちらのプログラムも研究を重ね、改良しながら使用されているそうです。高齢者や介護者のQOLだけでなく、cost effectivenessも検討されています。日本でも地域の緩和ケア普及プロジェクトとしてOPTIM studyが行われており、研究と実践をつなぐ取り組みは行われていますが、まだまだ現場に研究結果を活かしきれていない部分が大きいと思います。研究と臨床をどのようにつなぎ、よりよい、効果的なケアの提供を行っていくかということは、大きなチャレンジであると思いました。

私のポスター発表では、日本の緩和ケアや在宅看護の体制について台湾の方や韓国の方から質問がありました。韓国には制度として緩和ケア病棟がないようで、緩和ケア病棟の説明から行いました。また訪問看護の体制についても、日本とは異なり、韓国では患者さんの病状によって病院から訪問看護に行くこともあるようです。台湾では病院から訪問看護に行くということはなく、退院後は訪問看護師がサポートしているそうです。

3日間という長いようであっという間の学会でした。初めての国際学会への参加でしたが、各国で地域看護の研究が積み重ねられていること、同じ課題もあれば、それぞれの国や地域によって異なる課題もあることを学びました。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

在宅療養支援ステーション楓の風 みやまえ
水井 翠

学会の様子

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