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看護師・エリア長
吉川 敦子さん
2008年入社

一人の利用者さんと向き合う「1時間」は、
一緒に悩んだり喜んだりすることができる濃密な時間です。

楓の風に入職したのは11年前です。在宅ホスピスという言葉に興味を持ち入職いたしました。

訪問看護を始めて、人間には誰にでも人を支援する力があるのだということを知りました。自宅に戻り、療養生活を過ごす中で、ご家族や親戚、友人、時にはご近所の方のお力を借りることもありました。 看護師は24時間在中していません。自宅へ訪問する時間は、わずか1時間程度です。 しかし、病院とは違いこの1時間は一人の利用者さんにじっくりと向き合うことができ、 一緒に悩んだり一緒に喜んだりすることが出来る濃密な時間です。 この支援を通じてご家族は、看護師がいない23時間もの間、患者さんを支えることが出来るようになります。

終末期の方の1日、1時間は、残された人生の大切な時間です。 私たち看護師は、その時間を安心して過ごせるように本人とご家族が自立できるよう支援を行うのです。 そして最後の時を迎えるとき、本人が望む「最期まで家で生きる」が実現できるよう、 家族ができる限り後悔がないように支援すること、 何より最後の大切な時間を一緒にお手伝いさせていただくことに、とてもやりがいを感じております。

もちろん苦労も沢山あります。苦しいと思ったことも何度もあります。 しかし、訪問看護に従事する前の13年間の病院勤務も含め、24年間の看護師生活を振り返ると、「楓の風での訪問看護は看護師の醍醐味だ」と強く感じています。